Q こないだの中間(1学期中間考査)答えの書き方っていうの? 記述とかよくわかんなくて思ったより点取れなかったです。計算問題は出来たんだけど・・・。
A 答え方、記述ねぇ・・・。場合分けの問題とか?
Q あ、そうそう。それです。学校の先生が何か言ってました。でもよくわかんなくて。
A なるほどねぇ。じゃあ、例えば絶対値の外し方なんだけど、こういうのとか |-2|,| 3 |,|-5|,|+7|,| 0 |
Q 2,3,5,7,0 でしょ?
A そうですね。
Q 簡単簡単。プラスとかマイナスの記号を取っちゃえばいいんだよ。
A うーん。取っちゃうか、なるほどねぇ・・・ じゃあさ。こういうのはどう?
【問題】次の絶対値記号を外してください|-X|(ただしXは実数)
Q |-X|=X でしょ?
A それだけ?
Q え?どゆ意味?
A 例えばですよ。Xの値が「-2」だったとしたら・・・
Q 答えは「2」だよ。
A まあ、そうなりますよね。でもさ。何かおかしくない?
Q ??
A さっき|-X|=X って答えたよね。
Q えーと。うん。
A そのXの所に-2を入れたら、|-(-2)|=-2 にならない?
Q えー? そういう時はマイナス記号を取って2にするんだよ。
A そういう時、ねぇ・・・ なるほど。じゃあさ。その「そういう時」ってどういうときかな?
Q うーんと。それは・・・ Xが負の数のときだよ・・・。
A そうそう。その通り。そしてそれが場合分けっていうやつなんですよね(笑)
Q えっとよくわかんない(笑) で、結局答えは何なの?
A 答えはこう。『 X<0のとき |-X|=-X, X≧0のとき |-X|=X 』
Q あー。何か見たことある! でも後ろ半分はわかるけどさ、前半分の意味がわかんないよ。絶対値なのに何でマイナスがついてんの?ていうか、どれが答えなの?
A どれっていうか答えは『 』の中全部です(笑) うーん。たぶんだけどさ。君の思っていた「答え」っていうのは、何か一組の具体的な数字とか文字で「ジャジャン!」て表されたような、
きっと、そういうのを想像してたんじゃないかな。
Q えーと、そうかも? うーん。そっか。。。じゃあ、場合によって答えが違ってくるから場合分けってことなのか・・・。
A そうそう。そして『X<0のとき |-X|=-X』の意味はですね。
Q あ、はい。
A 例えばXが-2みたいな負の数のときの答えは、マイナスにマイナスをつけて「-(-2)」にして答えは2だよ。ってことです。
Q そっかぁ。ちょっとだけわかったような気がする(笑)
A えー!ちょっとだけ?(笑)
(参考:無料体験入塾(高1男子)での会話より)
【塾長からひとこと】高校数学で最初につまづくのが、この「場合分け」なんですよね。
教科書の説明や学校での授業では「さも昔からあったかのような当然顔」で進んで行ったりするので(もちろん、ちゃんと詳しく授業なさっている先生方もいらっしゃいますよ(笑))
生徒たちにしてみれば「結局何が言いたいの?」「答え出ないの?」「何コレ気持ち悪い」「計算なのに文章題なの?」
「意味わかんない」「めんどくさい」「数学嫌い」ってなっちゃうケースが実に多いのです。
まあ、実際「めんどくさい」のは確かです。2次関数の最大最小を文字の範囲で場合分けする問題とかね。私も何回やっても今だに思います。めんどくさいなぁって(笑)
しかし「場合分け」は数学をやっていく上で「この先ずっと付き合っていかなければならないとても重要な概念」なので、
「少々時間を使ってでも最初に深く掘り下げておくべき考え方」なのです。
べつに難しい理論も理屈も公式も必要なくて、よくよく考えてみたらわりと「ふつーのことを言っているだけ」ですので、毛嫌いせずにどんどん場合分けして行きましょう(笑)
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